納骨堂の一時預かり供養とは?費用や期間、永代供養との違いなど解説!

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納骨堂では遺骨の永代供養のみならず、一時預かり供養を行っている所があります。一般的には永代供養のイメージが強い納骨堂ですが、様々な理由から一時預かり供養にも高い需要があります。


今回は、納骨堂の一時預かり供養の費用や期間、永代供養との違いなどについて解説します。都内で一時預かり供養をお願いできる納骨堂もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

納骨堂の一時預かり供養とは?費用や期間、永代供養との違いなど解説!

納骨堂の一時預かり供養とは

お墓

納骨堂と言えば、遺骨を永久的に供養してもらえる永代供養をイメージされる方が多いかもしれません。

しかし、一時的に遺骨の保管を行う一時預かり供養を行っている所もあります。一時預かり供養は「預骨」とも呼ばれ、納骨堂以外に寺院・霊園や葬儀社にも預けることができます。一時預かり供養では納骨堂内の専用スペースに遺骨を安置し、埋葬や納骨は行いません。期間は短く設定されている場合が多く、期間内の法要や供養には依頼が必要です。

今ではすっかりお墓の代わりとしてイメージが定着した納骨堂ですが、元々は預骨のための設備で、墓石へ納骨するまでの間、骨壷を一時的に預かるためのものだったと言われています。

一時預かりができる場所6ヶ所

花が添えられたお墓

一時預かり供養は、どこでお願いできるのでしょうか。一時預かり供養を受け入れている場所は、以下の6ヶ所です。

  • 納骨堂
  • 寺院、霊園
  • 葬儀社、石材店
  • 公営墓地

納骨堂や寺院・霊園など通常業務として納骨を受け入れている施設は、基本的に遺骨の一時預かりも行っている場合が多いです。公式サイトやパンフレットに記載が無い場合も、利用できる可能性がありますので、気になる場合は問い合わせてみると良いでしょう。

また、一部の葬儀社や石材店、公営墓地などでも短期間であれば預かってもらえる場合があります。

一時預かりの期間目安は1~2年

お彼岸

一時預かり供養は、あくまでも一時的に遺骨を安置するサービスですので、期間の目安を1~2年としている所が多いです。

ただし、期間内に納骨碕や供養方法が見つからなかった場合は、延長できる場合もあります。延長は最大4~5回までとしている施設が多いですが、中には最大延長期間が10数年以上の所や、途中で5年預かりに変更できる所もあります。

一時預かりにかかる費用は安価

中陰段

一時預かり供養にかかる費用は、永代供養と比較しかなり安価で、年間数千円~1万円前後に抑えることもできます。一時預かり供養の一般的な支払い形態と、施設別の費用相場について見てみましょう。

公営・民営霊園3,000~12,000円程度(年間)
寺院・宗教法人12万円程度(年間)

公営・民営霊園の場合、1年間の使用料はかなり安い傾向があります。一方、寺院・宗教法人の場合、上記はあくまでも一例で、価格幅が広いです。

一時預かり供養では、契約時に基本料金もしくは保証金を支払い、更新が必要になった場合に1年単位で年間使用料を支払う「更新制」を採用している所が多いです。

永代供養と一時預かり供養の違い

お盆

永代供養と一時預かり供養では、料金の支払い形態が大きく異なります。永代供養では納骨堂などに遺骨を納め、永久的な供養をお願いする方法です。

そのため、納めた場所が最終的な「お墓」になります。永代供養では契約時に永代供養料やお布施、刻字料金などを支払い、個別の法要を依頼する場合は別ですが、追加料金が発生しません。

一方、一時預かり供養は期限を区切って、納骨先が見つかるまでの間遺骨を預かってもらう方法です。

そのため、支払い方法も年単位の更新制となり、一定期間内の利用に限定すれば費用を安く抑えることができます。

一時預かり中でも参拝できる?

お墓の風景

一時預かり供養をお願いしている間にお参りできるかは、施設により異なります。寺院や民営霊園の場合はお参りが可能性な所が多く、自宅で法要を行う際に一時的に遺骨を持ち帰れる所もあります

ただし、一時預かり供養と別料金が発生する場合があります。公営の霊園では、お参りと法要は共に対応していない所が多いようです。

一時預かり供養がオススメの人

お墓とお線香

一時預かり供養に適した人には、どのような特徴があるのでしょうか?ここでは、3パターンについて解説します。

金銭的な余裕が無い

一時預かり供養は永代供養よりはるかに安く利用できるため、金銭的な余裕が無い人に適していると言えます。

お墓の建立や納骨堂の契約には、高額な費用が発生します。費用の工面に時間がかかる場合もあるため、一時預かり供養で一定期間の経費を最小限に抑えることは非常に大切です。

供養方法を検討中

急に身近な人が亡くなった場合、供養方法について遺族・親族の意向が一致していない場合があります。先祖代々のお墓に納骨するか、手元供養にするか、判断に迷ってしまうでしょう。

一時預かり供養を利用すれば、供養方法を検討する時間的猶予が生まれるため、最適な供養方法についてゆっくり遺族・親族間で話し合うことができます

短期間の供養を希望

例えば海外在住の人で、身近に遺骨を置く希望がある場合、国を越えて遺骨を移動しなくてはなりません。

在住地に納骨できるのかなど確認にも時間を要するため、短期的に保管できる場所として、一時預かり供養を利用する人もいます

一時預かり供養は必要ではない?

供花

供養方法を迷っている間、必ず一時預かり供養を申し込むものなのでしょうか?実は、それ以外にも方法があります。

ここでは、一時預かり供養以外の安置場所について解説します。

遺骨は「自宅安置」でもOK

遺骨は一時預かり供養ではなく、自宅安置も可能です。法律上、「市区町村が認めた墓地または納骨堂」に埋葬・納骨する規定はありますが、納骨までの間の安置場所は基本的に自由だからです。

したがって、納骨までの間、遺骨を手元に置いて供養しても違法ではありません。

自宅安置する場合の注意点

ただし、遺骨を自宅安置する場合は、置き場所に注意が必要です。なぜなら、遺骨は湿気に弱く、カビが生えやすいからです。

火葬直後の骨壷の中は無菌ですが、その骨壷を水回りや押入れの奥など高温多湿な場所に保管すると、蓋の隙間から湿気が入り、栄養が揃うと遺骨にカビが生える可能性があります。遺骨の保管に適しているのは、リビングの一角や仏間で、直射日光の当たる場所も避けた方が良いでしょう。

納骨堂の一時預かりの申込条件

お葬式

納骨堂で一時預かり供養を申し込む際は、運営元によって条件が定められています。ここでは一時預かり供養に関する、寺院の納骨堂と公営霊園の納骨堂の申込条件について解説します。

運営元①:公営霊園

公営霊園が運営する納骨堂の場合、一時預かり供養には以下4つの申込条件があります。

  • 亡くなってから、どこにも埋葬したことがない遺骨であること
  • 申し込みをするのが、故人の親族であること
  • 「火葬許可証」があること
  • 運営を行う自治体の管轄範囲内に住所があること

運営元②:寺院

寺院の納骨堂に一時預かり供養を依頼する場合は、檀家かどうか」の申込条件があります。ただし、寺院によっては檀家以外も利用でき、宗旨・宗派を問わない場合もあります。

遺骨を引き取らない場合はどうなる?

骨壷

一時預かり供養の依頼期間に、何らかの事情で申込者と連絡が取れなくなった場合、遺骨はどうなるのでしょうか?ここでは運営側の対処法や、遺骨の処理方法について解説します。

まずは電話や手紙で連絡

一時預かり供養の期間中に年会費や更新手続きが滞ると、運営元はまずは申込者に電話や手紙で連絡します。それでも連絡がつかない場合は「遺骨を処分します」という告知を官報で行い、1年間待機します。

さらに、民事訴訟を避けるため5年待機し、最終的に時効を迎えてから施設のルールに則って遺骨を処分します。

遺骨は「合祀墓」か「散骨」

無縁仏となった遺骨の多くは、合祀墓へ送られるか、海や山に散骨されます。処理方法については、前述の通り施設ごとに決められたルールに従い行われます。

一時預かりでも墓地・納骨堂がある場合でも基本的には同じで、墓埋法という法律に基づいた行動とされています。

都内で一時預かりが可能な納骨堂5選!

本堂の屋根

東京都内で、一時預かり供養を行っている納骨堂はあるのでしょうか?ここでは、公式サイトまたは掲載サイト内で一時預かり供養について明記されている、オススメの納骨堂ベスト5をご紹介します。

永代供養納骨堂「みろくの会」

都心近郊の3施設と提携する永代供養納骨堂「みろくの会」。寺院ネットワークとして機能し、いずれも好立地でお参りに便利な提携寺院を束ねています。一時預かり供養の期間は最長6年、7回忌まで対応しています。

期間内に正式なお墓が決まった場合は、預かり期間に相当する「年間預かり供養料」を差し引いた残金を、遺骨とともに返金してもらえます。一時預かり供養から永代供養への移行もスムーズで、すでに収めた預託金を「みろくの会」の会費に充当するため、新たな出費が不要です。

聖恩山霊園

大正時代から続く歴史ある納骨堂。江古田斎場敷地内にあり、これまでに約60,000柱の遺骨の収容履歴を誇ります。駅から徒歩2分、神社と社会福祉施設に隣接した落ち着いた環境の中、参拝することができます。無宗教・無宗派で利用でき、檀家に入る必要はありません

年間保管料は5,000円とリーズナブルで、13年目まで継続保管も可能です。納骨プランが豊富で、永代供養は「合祀」と「個別」の2種類から選択できます。葬儀~年忌法要までの一連の仏事を、江古田斎場で済ませられるというメリットもあります。

東光寺納骨堂

古くは中山道板橋宿があった、交通至便な場所にある浄土宗のお寺。境内には地蔵尊や庚申塔、供養塔があり、当時の板橋宿を物語る貴重な石造物があります。墓地や共同合祀墓地に加え、ペットのお墓もあり、永代供養を行っています。

納骨堂は一時預かりのみの対応で、最長5年間預骨可能です(利用料金:年間1万円)。浄土州のお寺ですが、納骨堂への収蔵に際しては宗旨・宗派を問わず預かってもらえます。3線3駅利用できる立地で、お参りにも便利です。

雑司ヶ谷霊園

副都心・池袋に近い南池袋の住宅地の中にある、明治7年に開設された公営の霊園です。小説家や音楽家などの文化人が眠る墓所がそこかしこにあり、散策に訪れる人も多いようです。敷地内に遺骨の一時収蔵が可能な納骨堂を備えており、使用期間は1年間となっています。

原則として、期間内に他の納骨先を探す規定がありますが、お墓が見つからないなどやむを得ない場合は最大4回(最長5年間)更新できます。

佼成霊園

東京都東大和市にある、立正佼成会唯一の公園墓地。敷地の一部は武蔵村山市に跨っており、全ての墓が「東向き」か「南向き」のゆったりした環境です。聖霊殿の地下納骨室に遺骨の一時預かりが可能で、年間使用料(3,000円)の他、年間保管料(5,000円)がかかります。

預かり期間は1年、3年、5年、7年、13年から選択でき、その期間をすぎても更新料を支払えば最高15年まで預骨可能。聖霊殿では毎日読経供養が行われ、祥月命日には 戒名を読み上げて供養されています。

まとめ

納骨堂の一時預かり供養は、供養方法を検討中の人や、お墓の購入代金を工面中の人に最適なサービスです。永代供養とは大きく異なる方法ですが、遺骨を受け入れている施設では基本的に一時預かりも対応しています。

ただし、申込条件や費用は施設により異なるため、事前によく確認する必要があります。都内にも一時預かり供養をお願いできる施設はたくさんありますので、ぜひ気になる方は本記事を参考に納骨堂選びをしてみてください。

納骨堂の選び方

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