地方のお墓を墓じまいし東京の納骨堂に改葬する方法!費用や手続きも徹底解説!

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先祖代々のお墓が地方などの遠方にあると、お墓参りが経済的にも時間的にも負担になり、年をとれば体力的にも難しくなります。


特に、仕事で東京に引っ越して来たり、そのまま東京で結婚し子供ができた20代30代の方からすると、地元に先祖代々のお墓があっても、なかなか足を運ぶことは難しいと思います。


ただ、そのままお墓を放置していては、誰も供養してくれない無縁墓になってしまうだけなので、近年では地方や遠方のお墓を墓じまいし、自身が住む地域の近くに改葬する方が増えております。


ここでは、墓じまいをしたいけれど、どうしたら良いか分からないという方の疑問を解決するために、かかる費用や手順などを丁寧に解説していきます。

お墓と花

増加する墓じまいとその理由

墓じまい

お墓を維持していくには、墓地継承者が必要です。

墓じまいとは、墓地継承者がいなくなり、先祖代々受け継がれて来たお墓を手放すことです。近年、この墓じまいをする方が増えています。

その理由ですが、全国石製品協同組合が2018年に行った調査では、「継承者がいない」が62.8%、「墓が遠い」が17.5%、「維持費が高い」が13.1%、「継承者がいるが迷惑をかけたくない」が6.6%となっております。

調査結果から分かるように、お墓の継承者不足が大半を占めております。

お墓の継承者不足の根本的な背景

“シニアお墓参り”

墓地継承者が不足している背景には、東京への人口集中などがあげられますが、もっと根本的な背景として、社会の少子高齢化とともに、戦後に家制度が失われた影響が、現代になって顕在化して来たということが考えられます。

※家制度というのは、1898年に民法で規定された日本の家族制度で、特徴として、先代の戸主(家の長)が亡くなった場合、その家の財産を全て特定の1人に相続させる家督相続というものがあった。

戦前は、家督(家のあとつぎの地位)を継いだものが、家屋敷や財産とともに、先祖代々のお墓を守る役目を担っていました。後継のいない家では、他家から養子をとってでも、家の存続を図ってきました。

ですが、戦後になって家制度が消滅し、家やお墓を継承するという意識が薄れてきました。そうした時代背景で生まれ育った世代の人たちが高齢となり、自分の代でお墓を手放す人が増えているのです。

その中には、子供がいない方、子供がいても遠くに住んでいる方、他の家へ嫁いでしまった方、おひとりさまなど、さまざまなケースがあります。後継ぎがいたとしても、負担をかけたくないと考える親御さんおられます。

いずれにしても、養子をとってまで先祖代々のお墓を存続しようと考える人は少なくなったということです。

墓じまいの手順と費用の相場

“電卓と通帳”

墓じまいをするときは、まず菩提寺の住職に、閉眼供養を依頼します。墓石から魂を抜き、普通の石に戻してもらうのです。

そして、お墓に入っているご遺骨を取り出して、石材店に墓石の処分を依頼し、更地にして菩提寺に返します。

墓石を処分する費用は、一般的な大きさのお墓で、40万円~50万円程度です。また菩提寺には、20万円~40万円程度お布施を包むのが相場です。場合によっては、檀家を離れる離檀料も別途発生することもあります。

墓じまいをした後のご遺骨は、納骨堂などの永代供養墓のほか、新しいお墓に移したり、樹木葬や散骨などの自然葬にしたり、選択肢はさまざまです。

墓じまい後の改葬について

“チェック項目”

先述したように、墓じまい後はご遺骨を別の供養方法で埋葬し直すのですが、別のお墓や納骨堂に再度埋葬し直すことを改葬とよびます。簡単にいうとお墓の引っ越しのようなイメージです。

また、改葬先は遺族が住んでいる地域の周辺にすることが多く、例えば、東京都墨田区に暮らしている方であれば、墨田区周辺のお墓や納骨堂に改葬します。

増え続ける改葬

厚生労働省の調査によると、2017年度の改葬件数は、全国で10万4,000件に上っています。

改葬する際は、改葬先で新たな暮石を建てたり、新規で納骨堂を契約するのが一般的ですが、先祖代々の暮石を処分したくない場合は、トラックなどで輸送することも可能です。

改葬の手順と手続き

改葬の手順は複雑です。

まずは、改葬先である新しいお墓や納骨堂を用意します。改葬先が決まったら、その運営者から「受け入れ証明証(または永代使用許可証)」か、墓地使用許可証を発行してもらいます。そしてその証明証を、現在お墓のある地域の役所へ提出すると、「改葬許可申請書」が発行されます。

次に、その改葬許可申請書に、現在のお墓の管理者(菩提寺または霊園)の署名・押印をもらい、再びその地域の役所に提出すると、それが「改葬許可証」として使えるようになります。その改葬許可証を、改葬先のある地域の役所に提出して、ようやく引っ越しができるようになります。

あとは、上記で記載した手続きで墓じまいをし、菩提寺に土地を返却すれば完了です。

トラブル防止のための代行サービス

“握手”

近年では、改葬や墓じまいがされず放置されている「無縁墓」の増加が問題視されています。

改葬の手続きが面倒なことや、離檀をめぐって菩提寺とのトラブルが起こりやすいことも、お墓が放置される要因の1つと考えられます。

複雑な手続きが難しい場合や菩提寺とのトラブルを避けたい場合は、代行専門業者に依頼することも1つの手段です。または、行政書士などの専門家に相談するほか、石材店が相談に乗ってくれることもありますので、1人で悩まずに相談してみましょう。

墓じまいと改葬まとめ

いかがでしたでしょうか。墓じまいや、その後の改葬について解説してきましたが、参考になりましたでしょうか。

大切な先祖代々のお墓を無縁墓にしてしまうぐらいなら、あなたが生活する地域の周辺に改葬された方がいいでしょう。

納骨堂ライフでは、地方のお墓を墓じまいし、東京の納骨堂に改葬したい方のトータルサポートができる納骨堂も掲載しておりますので、ぜひ一度そちらの記事も読んでみてください。

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